ShikiAsu’s diary

研究や自戦記など

対振り右玉2

どうも、ShikiAsuです。

対振り右玉の対三間飛車について書こうと思います。

 

局面としてはこんな感じです。

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お互いに組み合い、手番は振り飛車

対振り右玉において、最大の敵は三間飛車です。確実に飛車先を交換されるうえ、本美濃囲いを横から崩すはめになります。

四間飛車と比べて勝ちにくいですが、指す上での方針を書いていこうと思います。

先の局面から、△35歩▲同歩△同飛車

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ここで36歩は必然手として、振り飛車側には32と34の選択肢がありますが、結局32に引くことになるので実質一択です(ゴリ押し

先の局面から、▲36歩△32飛車▲57銀

基本図f:id:ShikiAsu:20180408210222p:plain

振り飛車側の角が42か51かの違いはありますが、これが基本形だと思います。すぐに右玉側から動くのは不可能な為、振り飛車の攻めを捌きながらのB面攻撃が狙いです。

基本図から▲34銀の場合

△34銀▲27金

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悪形にみえますが、27金を上がらないと35歩から潰されます。対三間飛車の場合ほぼ毎回金を上がることになるので、慣れましょう。大丈夫です、使ってるうちにいい形に見えてきます(-_-)

金を上がっておけばすぐには潰されません。

基本図から13香車の場合

△13香車▲18香車

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18香車もこの一手。放置すれば12飛車からのロケットが受からなくなります。

香車を上がっておけば、12飛車に19飛車を用意できるという訳ですね。

△12飛車▲19飛車の時に△32飛車と戻られた場合は▲29飛車と合わせます。千日手の可能性もありますが、26桂が残るよりはましです。右玉の宿命。

確実に知っておかないといけないのは上記の2つです。これ以外ですぐに潰されることはありません。27金からの棒金や45歩からの馬作りをみて指していきましょう。86歩から85歩も損になりませんが直接的な手ではないので、指しにくいです。

以下は実践例になります。

基本図から33桂

△33桂

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明らかにおかしいですが、なかなかどうして咎められません。▲24歩△同歩で飛車先突破出来そうですが、45桂馬でハマります。厚みを増すため27金と上がりましたが、直接33桂馬を攻めることはできません。玉が薄いのでこんな手もあるんですね。

 

基本的な攻めの受け方しか書いてない気がしますが、対三間飛車はこれで終わりです。気が向いたら、対振り右玉3として中飛車に対する仕掛けを書くかもしれません。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。少しでも右玉を使う気になってくれればうれしいです。