対振り右玉2
どうも、ShikiAsuです。
対振り右玉の対三間飛車について書こうと思います。
局面としてはこんな感じです。
お互いに組み合い、手番は振り飛車。
対振り右玉において、最大の敵は三間飛車です。確実に飛車先を交換されるうえ、本美濃囲いを横から崩すはめになります。
四間飛車と比べて勝ちにくいですが、指す上での方針を書いていこうと思います。
先の局面から、△35歩▲同歩△同飛車
ここで36歩は必然手として、振り飛車側には32と34の選択肢がありますが、結局32に引くことになるので実質一択です(ゴリ押し
先の局面から、▲36歩△32飛車▲57銀
基本図
振り飛車側の角が42か51かの違いはありますが、これが基本形だと思います。すぐに右玉側から動くのは不可能な為、振り飛車の攻めを捌きながらのB面攻撃が狙いです。
基本図から▲34銀の場合
△34銀▲27金
悪形にみえますが、27金を上がらないと35歩から潰されます。対三間飛車の場合ほぼ毎回金を上がることになるので、慣れましょう。大丈夫です、使ってるうちにいい形に見えてきます(-_-)
金を上がっておけばすぐには潰されません。
基本図から13香車の場合
18香車もこの一手。放置すれば12飛車からのロケットが受からなくなります。
香車を上がっておけば、12飛車に19飛車を用意できるという訳ですね。
△12飛車▲19飛車の時に△32飛車と戻られた場合は▲29飛車と合わせます。千日手の可能性もありますが、26桂が残るよりはましです。右玉の宿命。
確実に知っておかないといけないのは上記の2つです。これ以外ですぐに潰されることはありません。27金からの棒金や45歩からの馬作りをみて指していきましょう。86歩から85歩も損になりませんが直接的な手ではないので、指しにくいです。
以下は実践例になります。
基本図から33桂
△33桂
明らかにおかしいですが、なかなかどうして咎められません。▲24歩△同歩で飛車先突破出来そうですが、45桂馬でハマります。厚みを増すため27金と上がりましたが、直接33桂馬を攻めることはできません。玉が薄いのでこんな手もあるんですね。
基本的な攻めの受け方しか書いてない気がしますが、対三間飛車はこれで終わりです。気が向いたら、対振り右玉3として中飛車に対する仕掛けを書くかもしれません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。少しでも右玉を使う気になってくれればうれしいです。